奥 麻里奈の「実家でファッショニスタ」

東京・阿佐ヶ谷⇔大阪・泉北ニュータウンを月2で行き来する筆者が、おしゃれし甲斐のない実家でコソコソ綴る隠遁おしゃれ生活

NYの旅、今回のテーマは「ユダヤ人ウォッチング」

今回の私のNY旅行一大トピックは「ユダヤ人ウォッチング」でした。

きっかけは、行きの空港で見かけたユダヤ人。

黒いハット、黒いスーツとコートに、サンタみたいな伸び放題の髭もじゃ、そして、何と言っても謎のカーリーもみあげ!!

カーリーもみあげは、ベルサイユのばらみたいなくるくるの一束を顔の両サイドにぶら下げてる髪型。

しかも、髪はそれ以外は全部剃り上げていて、もみあげ部分(正確に言うとこめかみから下の髪)だけ残してる。

(あとでネット調べたところ、このスタイルをしているのはユダヤ人の中でも一番敬虔なユダヤ教徒で、生まれてから一度ももみあげ(こめかみ下)を切らないらしい!というのも、そう聖書に書いてあるからだそう。)

前職でヘアスタイルを専門とする美容業界誌をつくっていた私は、人の髪に注目する癖がついているためこの髪型を見て衝撃を受け、「これまで数多の髪型を見てきたけど、こんなアバンギャルドな髪型見たことない!髪型はもう全部出尽くしたっていう話をよく聞いたけど、やっぱりほんとは創造することに際限なんかないのだなぁ...」といたく感動したのでした。

街では地下鉄に乗ってるとこのユダヤ人集団が大量発生する駅があったりして、彼らが集まると余計に不思議で異様な光景に映り、気になって気になってずっと彼らを観察。

宿に帰ってからはユダヤ人について終始ネットサーフィン。

一気にユダヤ人についての情報を仕入れつつ、NYのブルックリンのキングストンストリートというところにユダヤ人がユダヤ人の生活を見学させてくれながら解説してくれる「ユダヤ人ツアー」なるものがあることを知り、即参加を決めました。

「明日すぐ行きたい」と思ったけどサイトからは2日後にしか予約できなかったので、その日のうちに翌日参加したい旨を伝えに現地へ。いわば下見です。

キングストンストリートに降り立つと、黒づくめの人達が街をわらわらと行き交う様子を目の当たりに。

別の宇宙に来てしまったような、不思議でちょっと怖いような気持ちになりました。

しかしシナゴーグというユダヤの教会にあっさり入れてしまい、「どうぞ写真撮って」と案内係のユダヤ人女性に促されるままに、ユダヤ教徒同士でディスカッション?してる様子をパシャパシャ、中でもユダヤ人イケメンを発見して拡大して隠し撮りパシャパシャ、道を往来する黒づくめの人達をパシャパシャ写真に収めました。

(女性には写真のような日本語で書かれたカードを渡され、「これを読んで」と言われたので読み上げるとそれを動画に撮られました。ユダヤ人ツアーのHPにツアー宣伝のYouTubeがあるので、そこに使われてしまうのかも?一方的に撮られるのもあれなので、私の方も彼女とのツーショットをiPhoneに収めました。彼女の方はかなりフレンドリーな雰囲気でしたが)

そうこうしているうちに「この黒づくめのダンディズム...ヨージヤマモトの世界観だ」と気付きました。

髭+全身黒の大きめシルエット...ここで、山本耀司ユダヤ人にインスパイアされたのでは?という仮説が成立。

この頃には彼らを見慣れてきて、「あ、彼らは人生を通して制服を着て学校に行ってるようなもんなんだな」と彼らの心情を理解するようになり、彼らの存在が私の中でも普通になってきました。

長いので、ここで前編終わり。

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